大好き!<イタズラなKiss>

韓国版イタズラなKissが大好きです。 切ないお話しか書いていないので、お好みではない方はスルーしてください。

スンジョの日記

そして一年が過ぎて 1

EP.1 新婚の朝

スンジョ君は
「結婚をして、一年も経つのか。」
そう言うけど、大恋愛して付き合って、毎日ラブラブで、デートをして離れたくなくて結婚した私たちじゃないから、今が付き合い始めたばかりの恋人だと思う。

私からは告白はしたけれど、スンジョ君からは[好きだ]とか[愛してる]なんて言われたことがなかった。
素直に言える人じゃないし、言えるスンジョ君は想像が出来ない。

からかって意地悪をされるのに涙が出るときも有るけど、それも私だけにしかしないから、ひねくれているスンジョ君の私への愛情表現だと思う。

「Good Morning w
眠っている綺麗な顔の私の旦那様に、挨拶をして今日は二人っきりの休日を、恋人同士のように過ごすの。
今日は計画を立てたように、素敵な一日を過ごすわ。
さあ、朝市に行って新鮮な食材を買って来なくちゃ。

ハニは、イソイソと着替えて眠っているスンジョの頬にキスをして、静かに部屋を出て行った。

そして一年が過ぎて 2

早く起きて目覚ましを止めろよ!
相変わらす寝起きの悪いハニに、オレは寝返りを打って腕を思いっきりハニの身体に落とした。

お袋達も旅行でいないから、別にダラダラと過ごしても良いが、何日も前から計画表を作っているハニの思うままの休日を過ごしてやろうと思った。
ハニの嬉しそうに笑う顔が見たいから。

ハニが起き上がりベッドから出て着替えるのを薄目で眺めながら、数日前の様子を思い出して、スンジョは笑みが溢れた。

机の上に開いたままの手帳。
細かくイラストまで書かれている。クローゼットを開ければ、イラストに書かれたのと同じようなペアの服に靴。
オレが嫌がる事を知っているのに、聞きもしないでいつの間にか、用意されていた。

朝市での買い物。
ハニが朝食の準備をしている間に、洗濯にオレ達の部屋の掃除。
朝食の間にシーツを洗って・・・

着替えが終わったハニがスンジョの頬にキスをして部屋をバタバタと出て行った。

ハニのキスにスンジョはクスッと笑って、仰向きに寝返りを打った。
何日も計画を立てていたから、ハニが喜ぶようにしてやろうと思っているが・・・・・

玄関を開けて、ハニが家を出て行くのが判ると、着替えを取りにウォークインに行くとペアの
服がハンガーにかけて並べてあった。
ペアを着るのを嫌がる自分のために、嫌がらないように店で選んでいるハニの様子を思いニヤリと片方の口角を上げて笑った。

無国籍創作料理に慣れて来たが、ハニが帰って来る前に少し腹ごしらえでもしようかと思ってリビングで新聞を読んでパンをかじろうとした時、ハニが沢山の食材を買い込んで帰って来た。
どれだけ買い込んだんだ。たった一日二人で過ごすのに、何を張り切っているのやら。

「だめ!だめ!だめ!食べないで!市場で新鮮な食材を買って来たのに、朝食がどんなに大事なのか判っているの?」
「食べられるのを作れよ。」
そう言いながらもオレは、ハニが作るイングリッシュブレックファーストを期待していた。

そして一年が過ぎて 3

「新鮮な食材を使った朝食を用意するから、に行って洗濯機を動かしてくれる?」
嬉しそうに言うハニの顔に、スンジョは心配そうな顔を見せた。
そう見せただけ。
ハニの計画していることは、すべて頭の中にインプットされているから自分が何をしたらいいのかよく判っていた。

二階で洗濯機のスイッチを入れる時、ハニが知らない間に洗濯機に洗濯物を入れたということはポケットの中を見ていないと思いスンジョはもう一度ズボンのポケットの中を確認した。

やっぱりな!車のキーも紙幣も財布も入れっぱなしだ。
オ・ハニらしいや。
スイッチを入れて、洗濯機が動いている時に部屋の掃除もした。
最近はハニも掃除を上手にするようになって棚の上の物は落としたりしなくなっていた。

休みの時に鼻歌を歌いながら掃除機を動かすハニを思い出していると、笑いがこみあげてくる。
天下のペク・スンジョが掃除機を使って部屋をきれいにするのもいいかな?
少女趣味な寝室も、結婚して一年も経つと少しづつオレ達の好みに変わっている。
不思議だ、一年前までは落ち着いた部屋が好きでこんな風に写真や置物を飾ったりしないで、ハニが読みそうにもない本が置かれていた。
ピンクやレースで飾られた部屋も、案外落ち着くように思えて来た。

それこそ昔のオレからは想像もできない部屋だ。
ハニの甘い香りが充満し、ぬいぐるみや女性週刊誌が無造作に置かれオレが居候のような二人の寝室とは正反対の机。
ダスターでハニの机の上を拭くと、今日のために用意したスケジュールが書かれた手帳。

そろそろ、朝食も出来る頃なのにオレを呼ぶ声が聞こえない。
どうせハニの事だ、張り切りすぎて失敗したのだろう。
ダイニングテーブルに肘をついて、悲しそうな顔でオレの顔を見上げた。
真っ黒に焦げたトーストに目玉がつぶれた焦げた目玉焼きと豆サラダ。
プレートからはみ出たレタスはシンナリとしている。

判ってはいたが甘い顔をしようとは思わない。
ギロリと一睨みして椅子に腰かけて、豆サラダを食べた。
昔から変わらない煮えていない豆。

ハニは長い時間煮たのに・・・・・と申し訳なさそうな顔をしていた。
「コーヒーは?」
そう、ハニの淹れたコーヒーはオレが飲んだ中で一番旨い。
「コーヒーね。」
嬉しそうに立ち上がって、コーヒーを入れに行くハニの後姿を見ていると幸せを感じた。

コーヒーを飲みながら、朝市での話を話し始めた。

そして一年が過ぎて 4

「こんなにたくさんの食材をどうするんだよ。」
いくつもの袋を呆れながら見てコーヒーを飲んでいるスンジョ。
「新鮮な食材で美味しいものを・・・・・・・」
「それは判ってるけど、二人でこんなに食べきれるか?」
大方店の人に煽てられて(おだてられて)調子に乗って籠に入れたんだろう。

「う・・・・・・ん・・・。いつもお母さんが買い物をしてくれてたから・・・・・お店の人に<若奥様>って声かけられて・・・・・・。」
やっぱりな・・・・
「<旦那様に美味しいものを食べさせてあげてね>って言われて・・・・・・スンジョ君・・・勉強が大変だから・・・・・病気になって欲しくないから・・・・・。」
オレが怒ったと思ったんだろうな。
奥二重だから判らないが意外と大きなハニの目に涙がジンわりと滲んできた。
「朝市で買うのも新鮮だけど、こんなに買ったら新鮮な野菜も二人で食べるには多すぎる。欲しい物だけを買えばいいんだ。」
優しく言ってはみたが、オレが言うと冷たくなるんだな。

泣いたり・拗ねたり・笑ったり・・・・心の感情が直ぐに表れるハニの澄んだ瞳にオレは弱い。
ハニをからかって意地悪をするのが好きだけど、その大きな目が涙が滲んで赤くなると、後悔している自分がいる。

「オレの服を選んで出掛けるのだろ?」
「えっ?!」
見る見るうちに涙が滲んでいたハニの目が、直ぐにキラキラと輝きだす。
「どこか行きたい所があるんじゃないのか?ロマンス映画を観に行くんじゃなかったのか?」
「スンジョ君・・・・・・知ってるの?」
「疲れて目を閉じているのにお前がパソコン眺めて一人で笑ったりして喋っていれば嫌でも耳に入って来る。いいぞ、今日は若奥様の仰せの通りに従います。」

ピョンピョンとウサギのように飛び跳ねて喜ぶお前の顔を見ると、ハニと出逢って変わった自分が幸せ者だと思った。
こんなハニの嬉しそうな笑顔がオレは好きだ。

ハニに言われるままされるがまま洋服を着替えると、お袋の影響か・・・・・・・
オレが一番苦手とする派手なペアルック。
でも不思議だ・・・・・・・・こんな気分。
ハニが言うとおりオレ達はまだ新婚なんだから、もっと二人でいるのを楽しめばいい。

家の外に出ると、ペアルックのオレ達を見てコソコソと何か言いながら通り過ぎる人達。
「恥かしいな・・・・・・・。」
「いいじゃない・・・可愛いし・・・ねっ?」
嫌じゃないな、こんなのも。

「ちょっと待って・・・・・・・。」
ニヤケる自分の顔をごまかすように屈んで、ハニの解けた靴ひもを結ぶ。
「ありがとう・・・・・・・。」
ハニが言うありがとうと言う言葉に、女の子たちの言う<胸がキュンとする>という感情が湧いてくる。
背伸びをしてハニがオレの頬に柔らかな唇を付けた。
クスクスと言って笑いながら走って行くハニが可愛くて仕方がない。

「若奥様。」
「なぁに?旦那様。」
オレが少し腕を開けると自分の腕を絡ませるハニの温もりに叫びたくなる。


_____オレは世界で一番幸せだ_______

そして一年が過ぎて 5

日曜日の昼近くの映画館は、話題作を観ようとカップルで混んでいた。
外見が人目を惹くスンジョが、ハニとペアルックでいると更に注目を浴びてしまう。
何時もならハニが腕を絡ませるのを嫌がったが、よく見れば自分を見ている女性よりもハニを見ている男性の視線が気になった。
日頃からハニには自分が男性から注目を浴び、スンジョだけではなくハニがキラキラとした笑顔を見たくて遠巻きに見ている男性の視線が注がれていることを知らない。

「ポップコーンは何が良い?」
「映画を観に来たんだろう。何だっていい。」
冷たく言い放ったオレにハニは言われてシュンとしていた。

「キャラメルとコーラ、ペアで。」
ビックリしてオレの顔を見るハニが可笑しな顔をしているから、柔らかな頬を抓ってやった。
「ひたーい!!」
「ハニが豚になるのもいいかもな。」
思い切り抓った頬が赤くなっていて痛そうなのに、無理して笑うハニが可愛かった。

映画はハニのご希望のロマンス映画。
オレにはつまらないものだが、デートがしたい言ったハニに合わせるように観ていた。
現実にはありえないような内容のロマンス映画を必死に見ているハニを眺めているハニを見るのも楽しい。

ハニにとってたった二時間の映画が、オレには拷問のような二時間。

「若奥様、お次はどちらに参りましょうか?」
「ボートに乗りに行こうよ。」
「ボートって・・・・・あの池のボートか?」
「そうよ!私たち今日はデートでも恋人じゃないから別れないでしょ?」

デートらしいデートもしないで結婚したオレ達。
もっとほかにもデートコースを考えられるのに、ハニらしい考えだ。
映画館を出ると少し薄暗くなってきた所為か、風が冷たく感じた。
ブルッと身体を震わせたハニを、スンジョは自分の方に抱き寄せた。

「スンジョ君・・・・・」
「恋人のデートなんだろ?みんなそうしているじゃないか。」
オレらしくもないセリフは、さっきの映画の影響か?

ハニの独り言を聞いているのも結構面白い。
映画の後は明洞を歩いて、新しいお店はこんなのがあって、それから人気のお店でスイーツを食べて・・・・・・・・あぁ心配しないで。甘い物ばかりじゃなくて、スンジョ君はコーヒーがそこは美味しいから安心してね。
公園に着いたらスワンボートじゃなくて、やっぱりカップルなら手漕ぎボートよね。
私が漕ぐわ。
オレが漕ぐ。
ううん・・私が
オレが・・・

独りで二役を演じているハニのテンションの高さに、笑いが堪えきれない。
吹き出して笑うと、最初はキョトンとしていたハニがオレが笑ったことが嬉しいのかクシャクシャの顔をして笑った。
オレがこんな風に笑えるのは、ハニのお蔭だな。

計画というのは上手くいかないものだ。
「ボートは春まで無いって・・・・・・・・・」
ガッカリしたハニがあまりに可哀想になってらしくないことをしてみた。
「こっちに来いよ。」
ハニの手を引いて、係留されている池のほとりの手漕ぎボート。
「スンジョ君・・・・見つかったら・・・・・。」
「見つからなきゃいいさ。丁度、暗くなって来たけどライトが当たるからそんなに危なくない。」

少し池の真ん中あたりに来た時、池の周りをライトが照らしたのがハニは嬉しそうに見ていた。
「最後は、ボートに乗って池の真ん中で熱い口付けだろ。」
「スンジョ君・・・・・・・・。」
案外楽しいもんだな、ハニの好きなロマンチックなデートは。

EP.1 新婚の朝 終
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