大好き!<イタズラなKiss>

韓国版イタズラなKissが大好きです。 切ないお話しか書いていないので、お好みではない方はスルーしてください。

硬い蕾

桜色の想い 25

ろうそくの揺らぎがハニの大きな瞳のように、スンジョが読んでいる本を照らしていた。
もう数分以上同じ個所を開いている。
先に進まないのは、自分の想いが抑え切れるか切れないかのギリギリの所だった。
妹のハニが苦しんでいるように、スンジョも兄として苦しんでいた。

「若様・・・旦那様がお呼びです。すぐにお出でいただけないでしょうか。」
「分かりました。」
本を閉じてろうそくの灯を消した。
父に呼ばれたのなら、その場に祖母もいて母もいる。
何を話すのかは想像がつかないが、三人が揃っているのなら知りたい事をこの機会に聞こうと思った。

自分の部屋から大人たちが過ごす部屋までを通るこの廊下から庭を見ると、夜空に溶け込みそうな桜から花弁がひらひらと舞っていた。
あの日と同じだ。
ハニが泣いていたあの日、桜の木の下でハニと離れで暮らしていた人が倒れていた。

「お兄様・・・・お母様が動かないの・・・呼んでも起きてくださらないの・・・・」
ハニの小さな手が血で汚れていた。
チマの裾にも、チョゴリの袖口やいたる所に血が付いていた。
「お母様・・・お母様・・・・おぁ・・・・」
泣き過ぎたハニは最後には声も出す事の出来ず、スンジョにすがって泣くだけだった。
スンジョの袖にも、ハニが掴んでいた所だけ血が付いていた。


「スンジョです・・・」
「入りなさい。」
思った通り父と母だけじゃなく、その場に祖母もいた。
戸を開けるといつもの笑顔の両親ではなかった。
祖母がいても父と母は今のように厳しい表情ではなかった。

「そこに座りなさい。」
祖母に向かい合って座る事は今までもあったが、厳しい表情の祖母は初めて見た。
「ポン家の息子がいたから昨日は尋ねる事は出来なかったが・・・・・」
人払いをして、ここにいるのは自分と両親とおばあ様の四人だけだ。

「ハニの・・・・・ハニの事を、お前はどういう想いで見ているのだ?」
自分が聞く前に聞いたのは、祖母ではなく父の方だった。


人気ブログランキング

桜色の想い 24

「母上・・考え過ぎですよ。」
「兄が妹を抱きしめているだけですわ。」
仲が良い兄妹でずっと育っていたが、ハニはともかくスンジョは自分たちの運命が特別なものだと気が付いているはずだ。
「母上、明日ポン・ジュングは実家に行きます。スンジョに気持ちをを聞いてみてから、ハニのことは考えてみてはどうですか?」
スチャンの言葉にパルボクは何も応えなかった。

記憶が途切れているハニに、出生の秘密を行き成り話すわけにもいかないが、兄に対する想いを聞かなければいけない。

「それでは、スチャンの言うように、まずスンジョに気持ち聞いてみましょう。ハニにはその後に、ポン家との縁談の話をもう一度話し、納得しなくても言い聞かせなければ・・・・」
なぜ、パルボクはハニを急いで嫁がせようとしているのか。
スチャンとグミは気になっていた。
聞き出せない事を聞きだすのが苦手なスチャンに対して、グミは気になる事はストレートに聞く性分だった。

「母上、一つ伺ってもいいですか?」
「構わない。」
「ハニの縁談を急いでいる理由はなんですか?」
パルボクは一瞬ためらったが、声を潜めて呟いた。

「あの男が漢陽に来ているかもしれない。」
「来ているって・・・今頃ですか?ハナさんは亡くなってしまったのですよ。まさか、ソ家に行こうとしているのかしら・・・」
ソ家はパルボクの実家だ。
そして、ソ家はハナの生まれ育った家で、ハナはパルボクの遠縁の兄として慕っていた人の娘だった。

「ソ家にはまだ来ていないが、時が経って漢陽にやってくるような気がしてならない。その時が来たらきっとハニはショックを受けるはずだ。」
ハニにはまだ知られていない大人たちの秘密があった。
それはスンジョも知らない、ハニの生い立ちに関する事。
いずれは話さないといけない事だが、ポン家との縁談がうまく進むまで、ハニには知らせたくないと思っているのは、パルボクだけではなくここにいる全員がそう思っているのだった。


人気ブログランキング

桜色の想い 23

ジュングを迎えての食事が終わると、その場がスンジョの両親スチャンとグミ、祖母のパルボクの三人だけが残っていた。
穏やかな表情のスチャンと、無表情にお茶を飲んでいるグミ、何か厳しい表情のパルボクの様子は、ペク家に仕えている人たちは、人払いを口にしないがその場にいない方がいいと思っていた。

「大奥様、旦那様・・・奥様、私たちはこれで失礼します。」
「今日はありがとう。ゆっくり休んで。」
ペク家の女主人としてグミは労わりの笑顔を、使用人たちに見せた。
使用人たちが部屋から遠ざかっていく足音を確認すると、最初に口を開いたのはスチャンだった。

「スンジョは一段と成長したようだな。」
「そうね・・・勉強ばかりして、たまには息抜きをした方がいいのに、あの子が何を考えているのか最近はよく分からなくなって来たわ。」
息子の成長した様子を話していても、パルボクが何を考えているのか二人の話に頷きもしなかった。
パルボクが茶碗を静かに置くと、二人はパルボクが何か忠告するのだと思った。

「ハニを、出来るだけ早くポン家に嫁がせなければいけない。」
「まだ12歳になったばかりで・・慌てなくても。」
ポン家との縁談は考えていなかったわけではないが、スチャンはハニをもう少し手元に置いておきたかった。
普段は姑であるパルボクの考えに従っているグミは、夫のスチャン同様にハニをまだ嫁がせたいとは思っていない。
「お母様、今日会ったばかりですぐに話を進めなくてもいいと思いますけど?そうやて隠居しているのに家長である旦那様よりも物事を全てご自分で決めないでください。」
「スチャンに任せていたら遅すぎる。急がないと取り返しがつかなくなる。」
「どう言う事ですか?」
ここに三人だけしかいないから、パルボクは少し前に見た事を二人に言う事にした。
「スンジョとハニが桜の木の下でよろしくない事をしていたのを二人はしらないであろう?」
「よろしくない事?」

「唇を合わせて抱き合っていた。」
まさか・・・とスチャンは思ったが、グミは何か納得がいくという表情をしていた。
「ハニは忘れているかもしれないが、スンジョなら自分たちが本当の双子ではない事は気が付いている。ペク家の子供として生きているのならそれはあってはいけない事だ。」


人気ブログランキング

桜色の想い 22

この感触・・・・遠い昔にもあったような気がする
凄く悲しい事があって、涙が止まらないほど泣いているのに声が出ていなかった
大丈夫、大丈夫だよ僕が一生ハニを守るから

「あ・・・・」
間近で目が合ったスンジョは遠い昔のあの時より大人になり恥ずかしかったが、自分の生涯の相手は兄のスンジョしかいないと思った。
「ハニの顔が元気になった・・・・」
クスッと笑ってスンジョはハニにそう言うと、少し照れたように桜の木を見上げて自分の胸に抱き寄せた。
生まれた時から一緒に過ごし、いつも手を繋いでいた。
10歳になった頃から少しずつ、お互いの距離が離れて行ったのは、周囲の大人たちが話したので離したのではなくお互いが大人になり始めたから。

ハニはきっと忘れている。
そう思っていても、大人たちが自分たち双子を見る目が気になっていた。
ハニは自分の母グミの娘ではない。
ハニは、あの離れに住んでいた女性の娘。
あの人がハニの母親だと知っていたが、ペク家の屋敷に住んでいた理由は知らない。
父はハニの母親を気遣い、母は自分の姉のように接していたような気がしたが、祖母はあの女性をとても溺愛していた。
母親がいるのなら父親がいるはずなのに、離れで暮していたのはハニの母とハニだけで父親らしい人は一度も見た頃はなかった。
ハニの父親は誰だろう・・・・

大人になるにつれて、色々な事がわかるようになり、幼い頃にハニに言った言葉を深く考えた。
兄妹では結婚は出来ない。
父と母はとても仲が良いが、ハニは父親が同じなら結婚する事は出来ない。

「ハニ・・・ポン・ジュングは嘘を吐けない男だ。一目惚れをしたと言うのも本当だと思うよ。おばあ様も家柄に問題ないと言われているし・・・」
ハニはスンジョの身体を、グッと押して離れた。
「私・・お兄様以外の人は好きになれない・・だからあの方とは結婚しないし誰とも結婚はしません。」
「ハニ・・」
スンジョがユン家の娘といずれ結婚するのは仕方がない事でも、自分は誰かの妻になる気持ちは全くなかった。

「私・・・・宮殿に上がって、生涯陛下の女として女官になると決めているの。」


人気ブログランキング

桜色の想い 21

ハニはそっと部屋から外に出た。
母屋からは賑やかな様子が聞こえて来た。

ポン・ジュング・・・・
『一目惚れをした』と、大きな声で話す人は嘘などを吐いたりしない。
おばあ様は、間違った判断をするはずはないから言う通りにしなければいけない。
でも・・・・・

スンジョと親しくしているポン家の嫡子ジュングを招いての食事に、ハニも祖母の言葉に従ったが、母の代わりにまだ幼いウンジョの世話をする事を理由に中座した。
乳母に任せればよかったが、祖母にいつも見られては、一つ一つの所作で注意をされるのが嫌だった。
一人の時や何か迷う時には、いつも桜の木の下に来ていた。
そこにいれば、いつも心から温かくなる気がしていた。
淋しい時や悲しい時に母に抱きしめられるように、安心した気持ちになる。
なぜなのだろうか・・・物心つくかつかない時に、思い出したくても思い出せないほど悲しくて辛い事があった。
あの時は、お兄様が来てくれて抱きしめてくれた。

『ハニは僕が一生守るから』あの時の記憶は思い出せそうで思い出せないけど、お兄様の言ったあの言葉とあの時の様子だけはハッキリと思い出せる。

「ハニ・・・悲しいのか?」
「お兄様・・・」
随分久しぶりにこんなに近くで、お兄様と話した気がする。

突然自分の傍に来たスンジョに、ハニは驚くよりも恥ずかしい気持ちになった。
「ハニと一緒にこの桜の木の下に立つのは、いつが最後だったのか忘れるくらい、避けられていたから嫌われたのかと思った。」
「そんな・・・」
「でも、ハニがくれたこの手巾で嫌われていない事は分かった。成均館の寮に入ってから、いつもハニはどうしているのだろうと、この刺繍を見ながら思っていたよ。」
ハニがこっそりとふみ机の上に置いた手巾を、懐から取り出して広げて見せた。
「幼い頃はいつも一緒にいたのに、ハニは僕を避けていたから礼が言えなかった。」
「お礼なんて・・・」
そう言って顔を上げると、桜の花びらがハニの唇に触れ、背の高いスンジョが少し屈んでその花びらに唇を添わせた。




人気ブログランキング
ギャラリー
  • お知らせ
アーカイブ
美容室美容院レーシックfx 口座開設美容整形キャッシング
デリヘルデリヘル 求人里親 募集求人情報美容室裏dvd保険出会い出会いエステ美容整形クレジットカード消費者金融
アクセスカウンター
キャッシング社長ブログseothink tank医薬品 買取ブログパーツお見合い結婚相談住宅ローン
アルバイト情報海外サーバー海外サーバーアクセスカウンター無料ブログカウンターオンラインカウンター借金時計ページランクアダルト動画
アダルト動画 比較裏dvd裏dvddvdレンタル 比較有料アダルト動画 比較月額アダルト動画 比較出会い系サイト 比較ライブチャット 比較裏dvd
ブログカウンター無修正dvdフェラチオキャバクラデリヘル風俗
無料カウンターデリヘル 求人高級 デリヘルキャバクラ 求人借金時計プロバイダ 比較ウォーターサーバー 比較レンタルサーバー 比較クレジットカード 比較生命保険 比較
etcカードエステ脱毛インプラントホームページ製作ドメイン取得化粧品 サンプル自動車保険 比較学資保険 比較おまとめローン 比較キャッシング 比較証券会社 比較fx 比較fx口座開設 比較
無料アクセスカウンターフレッツ光 auひかり 比較fx 初心者誕生日 プレゼント
東京 デートスポット消費者金融 一覧銀行 口座開設アクセスカウンター無料カウンターページランククレジットカード ランキング生命保険 ランキング自動車保険 ランキング学資保険 ランキング育毛剤 ランキング証券会社 ランキングプレゼント ランキングクレジットカード おすすめ
bto パソコンエアコン 工事エアコン クリーニング給湯器 交換犬 里親猫 里親エアコン 取り付けエアコン 取り外しガス給湯器 交換ホストクラブ新宿 デリヘル新宿 デリヘル歌舞伎町 キャバクラ渋谷 デリヘル


バラが降るオルゴール


  • ライブドアブログ