「ハァニちゃん!正直に言ってもいいのよ。お兄ちゃんが口止めしているのなら、ハニちゃんから聞いた事を内緒にするから。」
ハニはグミの事をよく知っている。
高校時代から看護大学に入ってしばらくは実の娘のようにかわいがってくれ、どれだけハニのスンジョに対する想いを知って努力をしてくれていたか。
あの時は片想いで、スンジョ君にいじめられたりからかわれても、どんな理由でもスンジョ君に自分を見てもらえるだけでも嬉しかった。
その時だけはスンジョ君が見ている女の子は私だけだったから。
「ハニちゃん?」
でも、あの時と違うのは、スンジョ君の瞳に映る光が怖くなく、私に対して真剣な気持ちで守ってくれる事が伝わって来た。
スンジョ君を信じよう。
「おばさん、私とスンジョ君は・・・・」
「うん うん。」
グミは子供のように瞳をキラキラと輝かせて、ハニの話を待っていた。
「また昔のように同居人になりました。体調は良くなったのですけど、まだ仕事をする体力は戻っていないので家でのんびりとしていよう。のんびりとするのなら、スンジョ君が帰って来たらすぐにご飯が食べられたり、家事をしていようと思って・・・」
「それなら、いっそのこと結婚をしてしまえばいいじゃない。そういう関係なんでしょ?」
「い・・・い・・ただの同居人です。」
「隠さなくてもいいのよ。ハニちゃんの部屋とスンジョの部屋を繋ぐ扉が開いているじゃない。未成年でもないし、お互い大人で決まった相手がいるわけじゃないのなら結婚すればいいじゃない。同棲しているだけなんて、何か合っても法律的には何も約束されないのよ。スンジョはハニちゃんの事が本当に大切で特別な人だって気が付いているのよ。」
もう・・・・これ以上、私にはおばさんに対して誤魔化す事なんて出来ない。
どんな言葉を使っても、おばさんの方が私よりも何十倍も上。
「あの・・・・・」
ハニがそう言いかけた時、ハニを見ていたグミの視線はその後ろに目を向けた。
「ハニと結婚するよ。」
「まぁ!まぁ!やっぱりそうなの?いつ?」
「仕事が軌道に乗ってから。ハニのお父さんにもまだ話していないから、余計な考えはするなよ。」
そう言って素直に従うグミではない事は、スンジョは充分分かっていた。
グミが事を起こす前に、ギドンに結婚の許しを貰わなければいけない。
ただ、今はこの部屋からグミを帰したい気持ちが一番だった。
「それだけ聞いたら、私は帰るわ。ふたりの中をお邪魔したくないから。」
スンジョの言葉を聞いたグミは、予想以上にあっさりと私物を持って鼻歌交じりでハニの部屋の玄関から帰って行った。

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ハニはグミの事をよく知っている。
高校時代から看護大学に入ってしばらくは実の娘のようにかわいがってくれ、どれだけハニのスンジョに対する想いを知って努力をしてくれていたか。
あの時は片想いで、スンジョ君にいじめられたりからかわれても、どんな理由でもスンジョ君に自分を見てもらえるだけでも嬉しかった。
その時だけはスンジョ君が見ている女の子は私だけだったから。
「ハニちゃん?」
でも、あの時と違うのは、スンジョ君の瞳に映る光が怖くなく、私に対して真剣な気持ちで守ってくれる事が伝わって来た。
スンジョ君を信じよう。
「おばさん、私とスンジョ君は・・・・」
「うん うん。」
グミは子供のように瞳をキラキラと輝かせて、ハニの話を待っていた。
「また昔のように同居人になりました。体調は良くなったのですけど、まだ仕事をする体力は戻っていないので家でのんびりとしていよう。のんびりとするのなら、スンジョ君が帰って来たらすぐにご飯が食べられたり、家事をしていようと思って・・・」
「それなら、いっそのこと結婚をしてしまえばいいじゃない。そういう関係なんでしょ?」
「い・・・い・・ただの同居人です。」
「隠さなくてもいいのよ。ハニちゃんの部屋とスンジョの部屋を繋ぐ扉が開いているじゃない。未成年でもないし、お互い大人で決まった相手がいるわけじゃないのなら結婚すればいいじゃない。同棲しているだけなんて、何か合っても法律的には何も約束されないのよ。スンジョはハニちゃんの事が本当に大切で特別な人だって気が付いているのよ。」
もう・・・・これ以上、私にはおばさんに対して誤魔化す事なんて出来ない。
どんな言葉を使っても、おばさんの方が私よりも何十倍も上。
「あの・・・・・」
ハニがそう言いかけた時、ハニを見ていたグミの視線はその後ろに目を向けた。
「ハニと結婚するよ。」
「まぁ!まぁ!やっぱりそうなの?いつ?」
「仕事が軌道に乗ってから。ハニのお父さんにもまだ話していないから、余計な考えはするなよ。」
そう言って素直に従うグミではない事は、スンジョは充分分かっていた。
グミが事を起こす前に、ギドンに結婚の許しを貰わなければいけない。
ただ、今はこの部屋からグミを帰したい気持ちが一番だった。
「それだけ聞いたら、私は帰るわ。ふたりの中をお邪魔したくないから。」
スンジョの言葉を聞いたグミは、予想以上にあっさりと私物を持って鼻歌交じりでハニの部屋の玄関から帰って行った。

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