あの時の入院で人生が・・・運命が変わったと言ってもいいのかもしれない。
スンジョ君は恐らく関わる人みんなの思いとは違う大学に行く事になり、おじさんとおばさんに顔を合わせることも出来ない。
学校で履修する科目も終わっているし、卒業式までは自由登校だからその間だけ・・・・・
ハニは痛めた足をサポーターで固定し、身の回り品を摘めたバックを背負った。
荷物を背負って歩くのは、退院してから初めての事。
まず一歩足を踏み出して、痛みがないか確認をした。
「大丈夫・・・・静かに階段を降りて行けば誰にも気づかれない。」
そう思って部屋のドアを静かに開けると、早朝に起きているグミがキッチンにいるのか階段からキッチンの方を見ると、水の音も聞こえなければ漏れて来る光もなかった。
まだ眠っている・・・
物音を立てないように静かに静かに階段を降り、一階に降りると大きく深呼吸をした。
あと一番音が出やすいのは玄関の戸を開閉した時だ。
靴にそっと足を通し、玄関ドアの鍵を解錠すると、静かに開けて時間を掛けないで外に出た。
残りは門を出る時まで気を抜かない事。
一歩一歩足を滑らせないように降りて、門の外に出た。
ハニは後ろを振り向かないで、駅までの道をただ真っすぐと歩いて行った。
バカな奴・・・・
スンジョは頭の下を両手を入れて、意地悪な笑みを見せた。
ハニが朝早くから部屋の中で何かをしていた事には気が付き、物音を立てないように家を出たことにも気が付いていた。
ペク家でハニが出て行ったことに気が付いていたのはスンジョだけだった。
朝食の時間になっても降りてこないハニに、グミはただ眠っているだけだと思っていたが、昼近くになっても顔を合わせない事は今まで一度もなかった。
「スンジョ、ハニちゃんが起きて来ないから様子を見て来てくれる。」
「何でオレが・・・」
「何もする事が無いのなら、隣の部屋のハニちゃんの様子を見るだけでもいいじゃない。」
「ハニはいないよ。」
「いないって・・・おい出したの?」
「自分で出て行った。」
家出をした理由は大方分かっていたが、それをわざわざ言う気もなかったが、朝覗いた時に置手紙があったから行き先はすぐにわかるだろう。

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スンジョ君は恐らく関わる人みんなの思いとは違う大学に行く事になり、おじさんとおばさんに顔を合わせることも出来ない。
学校で履修する科目も終わっているし、卒業式までは自由登校だからその間だけ・・・・・
ハニは痛めた足をサポーターで固定し、身の回り品を摘めたバックを背負った。
荷物を背負って歩くのは、退院してから初めての事。
まず一歩足を踏み出して、痛みがないか確認をした。
「大丈夫・・・・静かに階段を降りて行けば誰にも気づかれない。」
そう思って部屋のドアを静かに開けると、早朝に起きているグミがキッチンにいるのか階段からキッチンの方を見ると、水の音も聞こえなければ漏れて来る光もなかった。
まだ眠っている・・・
物音を立てないように静かに静かに階段を降り、一階に降りると大きく深呼吸をした。
あと一番音が出やすいのは玄関の戸を開閉した時だ。
靴にそっと足を通し、玄関ドアの鍵を解錠すると、静かに開けて時間を掛けないで外に出た。
残りは門を出る時まで気を抜かない事。
一歩一歩足を滑らせないように降りて、門の外に出た。
ハニは後ろを振り向かないで、駅までの道をただ真っすぐと歩いて行った。
バカな奴・・・・
スンジョは頭の下を両手を入れて、意地悪な笑みを見せた。
ハニが朝早くから部屋の中で何かをしていた事には気が付き、物音を立てないように家を出たことにも気が付いていた。
ペク家でハニが出て行ったことに気が付いていたのはスンジョだけだった。
朝食の時間になっても降りてこないハニに、グミはただ眠っているだけだと思っていたが、昼近くになっても顔を合わせない事は今まで一度もなかった。
「スンジョ、ハニちゃんが起きて来ないから様子を見て来てくれる。」
「何でオレが・・・」
「何もする事が無いのなら、隣の部屋のハニちゃんの様子を見るだけでもいいじゃない。」
「ハニはいないよ。」
「いないって・・・おい出したの?」
「自分で出て行った。」
家出をした理由は大方分かっていたが、それをわざわざ言う気もなかったが、朝覗いた時に置手紙があったから行き先はすぐにわかるだろう。

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