大好き!<イタズラなKiss>

韓国版イタズラなKissが大好きです。 切ないお話しか書いていないので、お好みではない方はスルーしてください。

2021年09月

逢いたくて 35

「休日をゆっくりと過ごす時間はないけど、講演後は私に気兼ねなく少ない時間だけど、自分の時間を過ごしなさい。他大学で講演を聞くのも君の為にはとてもいい事だよ。」
今まで教授に地方大学での講演に随行を誘われていたが、ずっと気が進まなく応えを濁していた。
下心と言ってもいいハニを探すと言う、誰にも言えない理由で随行する事に自分自身驚いていた。
「ハンナラ大学からはうちの病院に毎年数名の学生が卒業後に看護師として勤務している。学生の君の目から見て、この学生が看護師として来てほしいと思う人がいたら、その学生に声をかけて欲しい。」
「自分はまだ人の能力を見る力はありません。」
「いやいや・・・そんなに堅い気持ちじゃなくていい。それに君は人を指導する能力もあると思うよ。

教授のスンジョの期待は大きい。
どの教授や講師陣も、スンジョのその能力を他の病院に渡したくないと考えて言事はスンジョにも分かっている。
ただ、自分が目指す医師はどんな医師なのか、まだはっきりとは考えがまとまっていなかったが、大学を卒業して数年は大学病院で勤務をして知識や能力を付けていたいと思っていた。

「教授は小さな診療所で仕事をする事は考えなかったのですか?」
「学生の時は小さな診療所でもいいかなぁと思った事もあったけど、大学病院で新しい医療を研究したいと言う気持ちの方が大きかったな。君は勿論パランに残るのだろ?」
「まだこの先の事は考えていません。」
「そうだな・・・まだ急いで決める事もないけど、君にはパランに残ってもらってその能力を使ってほしいと思う。」

ハニをこの一年で見つける事の方が、今の自分には大半を占めていた。
だんだんと近づくハンナラ大学。
看護学部だけしかない大学でも、様々な分野で活躍する事が出来るよう幾つもの学部に分かれている。
少ない看護大学の中でも一番受験生が多い大学。
当然、他大学からの転入生も多く、転入試験の倍率は高い。
ハニには無理な偏差値でも、その気になると信じられないほど頑張るハニなら受かるかもしれないが、入学後の授業についていけないのは明らかだった。

スンジョは随行した教授の講演を聞きながら、さり気なく会場の中を見回したがハニらしい姿は見つからなかった。
講演の間の短い休憩時間に大学構内を少し歩いてみようと思った。


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逢いたくて 34

<たまには週末に帰って来たら?>
「今週も帰れない。一泊で教授の講演に同行をするから。」
<今週も帰れないのね・・・・週末くらい身体を休めたら?勉強のためかもしれないけど、医者になる前に倒れてしまうわよ。>
「大丈夫だよ。教授の講演を聞くのも勉強だから。」

お袋が心配をするのも分からないわけじゃない。
教授の講演を聞いて勉強するのは本当の事だけど、ジュングから聞いた情報を基にハニを探したいから。
人がそれを知ったらどう思うか・・・・そう思う時もあるが、忙しくても学生の今しかその時間はない。
期待半分、諦め半分とはよく言ったものだ。
今までの人生で、最初の訪問先の看護大学にハニがいる確率が高いとは思わないが、夜が眠れないほど気になるのは初めてだ。
多分そこにはいないと思う気持ちが大きいのは、その大学から一番近い離島に小さいが総合病院がある事だ。
ハニのおばあさんが住む所はそれほど人口の多い所ではないと聞いた。
診療所が一つしかないのなら、今度行く看護大学から一番近い離島ではないはず。

それでも望みは捨てない。
もしかしたら、看護大学には寮があり宿泊することも出来るのなら、距離があるのなら週末に変える二時間もかからない。

ハンナラ看護大学・・・・・偏差値は少し高いが、ハニがその気になって勉強をしていれば合格が出来ない事はない。
一泊だけの短い時間で、教授に同行するから自分の時間も少ない。
かといって自由な時間を貰えないわけではないから、理由を付けてハニを探してみる事くらい難しくはないだろう。

スンジョは少しずつハニとの距離が近づいて来ていると思い、妙に落ち着かない気持ちになっていた。




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逢いたくて 33

___スンジョ君がパイロットなら私は客室乗務員、プロゴルファーならキャディー、医者なら薬剤師・・・ううんいつも一緒にいられる看護師・・・・・私の夢ってそんななの。スンジョ君中心で動いているの・・・・・・・
スンジョ君が笑うと私も笑えるし、スンジョ君が悲しければ私も悲しくて・・・・・・
私はスンジョ君の後ろに付いてる陰みたいな物なの・・・・・・決してスンジョ君の前に出る事は出来ないの。だって、スンジョ君は私の太陽なんだから________


探せる、看護大ならこの国にいくつあるのか判らない大学の看護学部で調べるより数がはるかに少ない。
スンジョはジュングと別れて、急いで自分の住んでいるマンションに戻った。
パソコンを起動して全国の看護大のリストを探した。
父に聞いた範囲で該当する方角は北部の方だという事だ。
看護大学は全部で10校、毎年転入枠のある看護大は5校あった。
スンジョは、休日を利用して探せる近い所から探し出そうと考えた。
ジュングから貰ったわずかな情報だけど、これだけあればハニを見つける事が出来る。
決して仲の良くなかった自分に、恋のライバルで憎みたい気持ちを押さえてジュングが教えてくれたわずかな情報がを聞いただけで、目の前が明るく開けて来た。


スンジョは、一校ずつこの一年の間に転入試験を実施した学校を検索することにした。
看護大の5校はそれぞれ転入試験が実施されていることは電話で確認した。
以前、ハニから聞いていた<おばあちゃんの田舎>は国境に近い離島。
そこから該当する大学は3校が離島からでも通学が可能だった。
ハニが本当に妊娠していて出産していれば、幼い子供がいてもあまり負担にならない通信で単位が取れ、月に数回スクーリングが出来る大学に行くはずだ。
勉強が好きではなく、集中力が持たないといつも言っていたハニが、離れていても自分と関わりのある仕事に就こうとしている思いを知ると、ハニの心はいつでも自分と繋がっていたいのだと思った。
パソコンを使ってその一校ずつ学校の概要をチェックした。
最近は他大学の講演に行く教授に同行する事も時々ある。
医学部もあれば看護学部にも行く。
ギドンに教えてもらう事は出来なくても、ジュングに聞いた情報で自分でハニを探そう。
こんなに努力をしようと言う気持ちになれたのは、人生で初めての事かもしれない。



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逢いたくて 32

久しぶりに来たわけではなく、一人で食事をするために訪れるときもあれば、家族で訪れる時もあったが、ギドンは今日のスンジョの様子で何かを感ずいていた。
「スンジョ君、何度店に来ても教える事は出来ない。ハニは向こうで、ここでのことは忘れて元気にしているから。」
スンジョは、今日はいつもとは違う話し方をした。
「おじさん・・・何かオレに隠しているんじゃないですか?」
ギドンはギクリとした。
「何も隠していないよ。身内でもないスンジョ君に、本当の事を言ったり隠したりする必要もないと思うけどな。」

スンジョは、グミが以前に言っていたことをギドンに聞こうか迷っていた。
あれから一年以上たつのだから、もしかしたら何か聞き出せるかもしれない。
まだ学生で親から自立もできていない状況で、ハニと離れられない関係になっているのだから、妊娠することがないようにしていても、それはさすがのスンジョにも完璧だと言い切れる自信はなかった。

「ハニに何か変わった事でもあったのですか?オレ達、見合いの前は結婚するつもりで付き合っていました。だから・・・・・・」
「悪いなスンジョ君、もう直ぐ店を開けないといけないんだ。開ける前に帰ってくれないか?」
スンジョには言いたくないことがあると明らかにそう思えるギドンの焦り方。
やはり、ハニは妊娠していたのかもしれない。

今日は何かを聞くつもりでいたが、ハニの父親としてギドンは守りたいという気持ちが表れていた。
昨日の学食での準具の話から、今日は何か情報を得られるはずだ。
「おじさん、また来ます。」
スンジョは諦めたように見せて、ギドンに頭を下げて店を出た。
ギドンも、ハニのことを話さないようにしようという思いをいつまでも拒む自信はなかった。
ギミから、赴任しているキム・ジョンスが、ハニに思いを寄せている事、人柄や仕事ぶりを聞き、出来ればジョンスのような普通の男と幸せになって欲しいと思っていた。

「おい!ペク・スンジョ。」
裏口からスンジョに話がしたくて出て来たジュングに呼び止められた。
「ジュング・・・」
「本当は、お前になんぞに、教えたくなんかないけど、ひとつだけ教えたるわ。」
ジュングがギドンに見えないように、店の中の様子を伺いながらスンジョを少し店から離れた所にある物陰に連れて行った。
「ハニの居場所のことだ。オレはまだ見習いだから、絶対に言ってはいけないと言われているハニの居場所を教えたのがバレて、シェフを裏切ってここを辞めとうないんだ。あの天下の人を人として見ない冷徹男のペク・スンジョが、頭を下げている姿を見て情けなくて仕方がない。ハニが好きになった男の情けない姿を見ておれんから言うんだ、シェフには言わんでくれよ。」
「言わない・・・・・」
ジュングはスンジョのためにハニの居場所を教えるのではなく、このままにしていてはハニが後悔することになってしまうのではないかと思い話すことにしたのだ。
近くに誰もいない事を確認をしてスンジョの耳元で囁いた。

「ハニは看護大に行ってるんだ。大学の看護学部じゃなくて、看護大だ。」
看護大?
「何や知らんけど、看護師になりたいと言っておった。自分の夢は看護師になることだと・・・・・どこの看護大かは知ってるけど、ここまで教えてやったからホンマにハニのことが好きなら後は自分で大学の名前は探せ。
看護学部ではなく看護だけの大学を探すのは、学部で探すよりもそれほど大変ではない。
スンジョは準具に例を言って、急いでその場を離れていった。



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逢いたくて 31

ハニの事は大学では誰も話しをしなくなっていた。
学食に行ってもハニの友達だったチョン・ジュリとトッコ・ミナとも会う事が無くなった。
大学に進学しなかったチョン・ジュリは、トッコ・ミナが卒業してから、ランチをするために来る事は無くなり、スンジョが知っている顔はジュングだけだった。
ハニを好きだったジュングは、厨房の奥で一緒に働いている人たちと翌日のメニューの話をしている。

「医学部生は忙しいから、食事の時間はいつもずれているから片付けが進まない。」
嫌味も高校時代の同級生たちが大学を卒業してからは棘が無くなり、何も言わなくてもジュングはランチをスンジョの前に少々荒っぽく置いた。

「今日のランチは全部売れたから、明日のランチメニューの試作品だ。」
「明日?日曜日に学食を開くのか?」
「お前・・パラン大学生なのに知らないのか?明日は大学の入学試験だよ。」
「そうか・・・・」
「勉強ば借りしていて、今が入学試験の真っただ中だって言う事を忘れたのか?大学に行かなかった俺が言う事でもないが、たまには息抜きしろよ。」
「そうだな・・・・」

親友らしい親友がいなかったオレに、気楽に話をしてくれるようになったジュングでも、それでもあまり長くはそばにいない。
きっとそばにいれば、ハニの居場所を聞かれるから一人でランチを食べるスンジョに、つい話してしまいそうで長くはそばにいないのだろう。

スンジョが受験をした時からずいぶん昔なような気がするくらい、日々の時間の流れに無関心になっていた。
あれからギドンの店に行く事はあっても、ハニの事を聞く事はなかったが、なぜか急にハニの事が気になって来た。
あの時に見た写真の子供は今どうしているのだろう。
ハニがどんな風にして毎日を過ごしているのか知りたかった。
抱きしめて眠りたいと思う夜はあっても、まだ今の自分にはハニを受け止める事が出来る器にはなっていない。

「ジュング・・・ごちそうさま・・・」
「あのさ・・・まぁ・・いいや・・・」
ジュングは何か言いたかったのか、言いかけて途中で話を止めて下膳された食器を受け取ると、そのまま食洗器の所まで持って行った。



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