診療時間が終わり患者がいなくなると、片付けている看護師たちの業務に差し障りのない私語が廊下に聞こえていた。
業務日誌に目を通していたリュウ看護師長は、楽しそうに話をしている看護師たちとは違う方を見ていた。
「コンさん・・・こちらに・・・」
「はい。」
いつも穏やかな表情で、厳しい言葉を言った事のない看護師長の様子に、ミナは少し緊張して示された椅子に座った。
「オ看護師の様子は気にならないですか?」
「オ看護師ですか?」
ミナはハニの方を見て、その様子をしばらく見ていた。
「そうですね・・・数日前から表情がない事に気が付かなかったですか?」
「いつもよりも無口ですけど、細かい仕事とかも慣れて来たのかちゃんとできていると思います。」
「そう・・・それならいいですけど・・・」
そう言うとミナは看護師長から離れて行った。
看護師たちが賑やかだったのは、滅多に外来の方に来ないスンジョが来たからだった。
「先生、何か御用ですか?」
「看護師長を呼んで貰えますか」
どの看護師に看護師長を呼んで来てほしいと言ったわけではないが、それぞれが自分が言われたのだと数人が看護師長にスンジョが来た事を告げに行った。
スンジョは看護師長に話もあったが、数日前から間仕切りを隔ててのハニとのやり取りが途絶えていた事が気になっていた。
『覚える事がいっぱいで』
その声がとても疲れていて、スンジョが知っているハニの声と話し方と違っていた。
『焦る事はない』と言う目も書きを送ったが、それに対しての返事を聞く事はなかった。
落ち込むと食事も咽喉が通らなくなる事は知っていたが、覇気のない声は初めて聞いた。
その日はもちろん、その翌日からハニとの間仕切り越しのやり取りがなくなった。
マンションの作りがしっかりとしているから、隣の部屋の玄関ドアが閉まる音は聞こえなかった。
スンジョが自分を見ている事など全く気付かないで、ハニは荷物を持って更衣室の方に歩いて行った。

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業務日誌に目を通していたリュウ看護師長は、楽しそうに話をしている看護師たちとは違う方を見ていた。
「コンさん・・・こちらに・・・」
「はい。」
いつも穏やかな表情で、厳しい言葉を言った事のない看護師長の様子に、ミナは少し緊張して示された椅子に座った。
「オ看護師の様子は気にならないですか?」
「オ看護師ですか?」
ミナはハニの方を見て、その様子をしばらく見ていた。
「そうですね・・・数日前から表情がない事に気が付かなかったですか?」
「いつもよりも無口ですけど、細かい仕事とかも慣れて来たのかちゃんとできていると思います。」
「そう・・・それならいいですけど・・・」
そう言うとミナは看護師長から離れて行った。
看護師たちが賑やかだったのは、滅多に外来の方に来ないスンジョが来たからだった。
「先生、何か御用ですか?」
「看護師長を呼んで貰えますか」
どの看護師に看護師長を呼んで来てほしいと言ったわけではないが、それぞれが自分が言われたのだと数人が看護師長にスンジョが来た事を告げに行った。
スンジョは看護師長に話もあったが、数日前から間仕切りを隔ててのハニとのやり取りが途絶えていた事が気になっていた。
『覚える事がいっぱいで』
その声がとても疲れていて、スンジョが知っているハニの声と話し方と違っていた。
『焦る事はない』と言う目も書きを送ったが、それに対しての返事を聞く事はなかった。
落ち込むと食事も咽喉が通らなくなる事は知っていたが、覇気のない声は初めて聞いた。
その日はもちろん、その翌日からハニとの間仕切り越しのやり取りがなくなった。
マンションの作りがしっかりとしているから、隣の部屋の玄関ドアが閉まる音は聞こえなかった。
スンジョが自分を見ている事など全く気付かないで、ハニは荷物を持って更衣室の方に歩いて行った。
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