大好き!<イタズラなKiss>

韓国版イタズラなKissが大好きです。 切ないお話しか書いていないので、お好みではない方はスルーしてください。

2019年04月

はなびらが舞う頃 24

ダイニング一面に投げられたDVDのラベルを見て驚いたのはグミだった。
「これ・・まさか全部持って行くとは思わなかっ。たわ。」
ハニはグミが急いで集めているDVDが何なのか気になっていたが、スンジョがかなり怒っているのだという空気が伝わって来て、身体が動かなかった。

「たくさん持っているって、今まで何度写真を処分させた?DVDもオレが捨てると思って、ここにあるのはコピーだろう。」
「当り前でしょう。スンジョに場所を教えたら処分されるのを分かっているから、コピーはたくさん作っているの。」
グミが拾い集めたDVDの間から一枚の写真が床に落ちた。
ハニはそれを拾うと、そこには可愛らしくポーズをとっている3~4歳くらいの女の子が写っていた。

「これ・・・」
ハニからはスンジョの顔色が変わるのは見えなかった。
「スンジョよ、幼稚園の時のスンジョなの。」
「お袋!!」
スンジョの大きな声に、ハニは持っていた写真を落とした。
当然スンジョはその写真を素早く拾うとビリビリと細かくちぎった。
「どうせこの写真だって、どこかにまだ保管しているんだろう。」
「そうよ。当然じゃない。私の可愛い子供の写真だもの」
おろおろとハニはふたりを見ている事しか出来なかった。

「もう自分の心を解き放しなさい。そのために、ハニちゃんと一緒に一晩過ごして欲しかったの。」
「はぁ?」
「ハニちゃんは明るくて素直で、本当にいい子だから、二人だけで過ごす時間があれば、あなたの子供の頃の写真やDVDを観ながら性格が変わるきっかけになればいいと思ったの。」
「よく分からないが?」
「バカみたいに真面目な高校生じゃなくて、普通に自分と同じ年齢の女の子が近くにいたら、楽しく笑って話をして、興味を持った女の子と出会い恋をして・・・・・そんなきっかけになればと思って一晩明けたのに・・・・」

グミはハニがスンジョに片想いをしている事に気が付いているのかもしれない。
知っていてハニとスンジョだけで一晩を過ごせるように計画を立ててもおかしくない。
一週間ほど前にグミにハニは聞かれた事があった。

『スンジョが怖い?ハニちゃんはいつもスンジョの視線を避けているじゃない?それともスンジョの事が好きなのかしら』
そのことに答えなかったが、答えないから好きなのかと思われたのかもしれない。




はなびらが舞う頃 23

早朝ペク家の門が解除される音がし、石の階段を静かにグミトスちゃんが半分眠っている運所の手を引いて静かに上がった。
玄関の鍵を開け、夫婦の寝室に入ると掛布団を上げて、そこにウンジョを横にさせた。
「ぼく・・・自分の部屋で眠る・・・・」
「寝ぼけている状態で階段を上がるのは危ないから、ママたちと一緒に眠りましょう。」
「でも、小さい子じゃないから。」
「お兄ちゃんもきっと遅くまで起きていただろうから、静かに寝かせてあげてね。」
ベッド横の引き出しを開けて、その中に入っているものを確認すると、グミはうれしそうに微笑んだ。

お兄ちゃんったら、バカみたいにまじめだけど我慢していたのね・・・・・
夫と自分の間ですでに眠ってしまった小学生の次男を見て、たまにはこういう機会もいいのかもしれないと勝手に思っていた。
グミの行動に夫はいつも何も反対はしない。
当然、親友の娘ならきっと大喜びだろう。
グミは眠るふりをして、これからの計画を頭の中で立て始めた。


(何時だ?)
スンジョはスマホを手探りで探すと、画面に表示されている時間を確認した。
(10時か・・・・)
スマホを持ったまま両手を掛け布団の上に出すと、眠ったのにまだ体の疲れが取れていないような気がした。
朝早い時間に門が開いて、玄関に入って来た時のグミの声が聞こえたのを何となく思い出していた。
ウンジョのベッドの方を見るが、そこにウンジョは眠っていない。
(もう起きているのか?)
休日でもいつもと同じ時間に起床するスンジョが、昨晩は寝つけられず明け方近くにやっと眠れた。
家族全員がこの時間まで眠っている事はないが、妙に静かな感じがした。
耳を澄ませていると、かすかに聞こえるキッチンのシンクで水道を使っている音が聞こえた。
スンジョは起き上がると、前日に用意していた洋服に着替えた。

部屋のドアを開けるとハニが階段を降り始めていた。
ハニも眠いのかあくびを何度かしながら、キッチンにいるグミに声を掛けた。
「おばさん、おはようございます。遅くなってすみません。」
「あら、おはよう!眠れなかったのね、お二人さん。」
お二人さんと言う言葉にハニはよく分からないという顔をして、グミの視線の先をたどり振り返った。
「もぅ!二人とも疲れているのだから、もう少しゆっくりと眠っていればいいのに。」
スンジョはグミのその能天気な対応に、ムッとして手にしていた物をグミをめがけて投げつけた。

「これはどういうつもりだよ。それでもオレの母親か?」


はなびらが舞う頃 22

湯を入れ替えバスフレグランスの香りがバスルームに充満していた。
いつもより香りが強く感じるのは、ハ二が入れたからだろう。
手紙のことがあるから湯を入れ替えなくて文句は言わないが、入れ替えてバスフレグランスを迄入っていたのは、案外怒っていないのじゃないかと思ったが、こういった香りがどちらかというと好きではないスンジョには【仕返し】と思わせてしまう。
この場面でハ二を呼び寄せて文句を言えば、何も着用していない全裸の状態ではまた別の問題になりかねない。
少し湯を抜いて新しく湯を足せば香りは和らぐ。
今回は気を使ってバスフレグランス迄入れてくれたのだから、目をつむることにした。

脱衣所でドライヤーを使い髪の毛を乾かし、部屋に戻ると携帯に着信があったことを知らせるランプが点滅していた。
「電話がかかっていたんだ・・・」
グミからの電話がちょうど入浴中にしつこいくらいに入っていた。
着歴からかけると、何かを企んでいることが分かる妙に明るくうきうきとしたグミの声が聞こえてきた。
「電話は何だった?」
<どうしてすぐに電話に出ないのよ。いつもなら今頃は部屋にいるのでしょ?>
「出られなかったんだよ。」
<出られなかったって、出られないことをしていたの?>
何か勘違いをしているのだと思っていたが、グミのいる場所が携帯の電波が届きにくい場所のようで、時々音が途切れた。

「風呂に入っていたんだよ。」
<えっ?ハ二ちゃんと仲良くしていたって?>
「ふ!ろ!に入っていたんだよ!」
<・・・・・ハニちゃんの部屋に入って?・・・・>
全く話がかみ合わないのは、本当に電波の具合が悪いのかそれともグミお得意の聞こえていないふりをしているのかだろうと思っていた。
<それじゃあ、仕方がないわね。今日は遅くなったから帰ることができないから、家の鍵をかけて仲良く二人で眠ってね!>
『帰れないって・・・何が仲良くだよ。オレはハニと何もしていないぞ。」
聞こえていないふりじゃなくて、本当に電波が悪いのか聞こえていないのかもしれないような気もしたが、完全に勘違いをしているのなら家に帰ってから面倒なことになる。
遅い時間に大きな声でグミに説明をしても無駄だ。
電話を切ってメールで伝えてもいいが、返信が止まることなく延々とグミが企んでいる方向にもっていかれそうで面倒だった。

「わかったよ。鍵をかけて眠るから安心しろ!。」
<スンジョも安心してね。あ~ぁ、スンジョは持っていないかもしれないけど、必要ならママたちの部屋のベッド横の引き出しにたくさん入っているわよ>
「何が?」
<ちゃんと使ってね。まだ高校生だから、ママは大賛成だけど世間が良くは思わないから。じゃあ、明日は学校もお休みだから頑張ってね!>
スンジョの返事も聞かず一方的にグミは電話を切った。

グミが何を考えているのかわかるようでわからないスンジョは、部屋を出て階段を下りた。
「もう寝ろよ。」
「あ・・大丈夫、明日は学校が休みだから、おばさんたちが帰ってくるまで起きている。」
湯上りで温まったハニの頬は、うっすらとピンク色で、赤めの唇が妙になまめかしい。
広めの襟ぐりから胸のふくらみが見えると、体が妙な反応をした。
「お袋達、今日は帰ってこないから鍵をかけていいってさ。」
「そう・・・・パパも今日は店に泊まり込みだから・・・・スンジョ君と二人っきりになる・・・・」
二人っきり・・・・・
その言葉がさらにスンジョの体を変化させていた。

「お前・・・・・」
「ん?」
胸のふくらみだけじゃなく、薄い生地が天井等の光で透かされ体のシルエットがくっきりと見える。
「いや・・・・二人っきりが怖かったら部屋の鍵もかけておけよ。」
「大丈夫スンジョ君がいるから。じゃあ、お休み。」
ソファーに座っていたハニが立ち上がって、玄関のカギを駆けに向かうともたれていてパジャマがめくれあがっていたところから素肌が見えた。
今夜は眠れないな・・・・・
ハ二が玄関のかぎをかけて二階に上がっていくと、スンジョはグミが言っていたことを思い出し、両親の寝室に行きドアを開けた。

グミが言っていたベッド横の引き出しを開けると、スンジョが思っていた物が本当にたくさん入っていたが、それを一つ二つ手にするとグミのいたずらっ子のようなきらきらとした瞳が浮かんだ。


はなびらが舞う頃 21

マグカップに唇を近づけると、ほのかに香る芳醇なコーヒーの香り。
香りは勿論、触れたカップの温もりやコーヒーの熱くなく冷めすぎていない口の中に広がるその味は、自分の体の疲れや凝り固まった何かを休ませてくれた。
飲む人の心と体を休ませてくれるのがコーヒーだと、父と初めてコーヒーを一緒に飲んだ時にそう教えてもらった。
忘れていたわけではないが、父が言ったその言葉が急に頭の中で聞こえた。

ハニが自分に対して想っている気持ちは、真剣でからかい半分にそれを口に出してはいけない事だ。
飲む人への想いがなければ、自分の口を通って咽喉を流れて行く時に感じる香りもハニの性格が伝わって来る。
気持ちが落ち着かず、椅子から立ち上がりマグカップを持って窓際に近づくと、暗い夜の空間に街灯の灯りの下で春の花が満開の木からチラチラと何かが舞っていた。
雪が降るはずのない気温で、街灯の灯りの中で待っている花弁は、ハニが淹れたコーヒーの味と同じ。
冷たく突き放す態度も、からかって悲しい顔をさせるのも、子供じみていると花弁が地面に落ちるまでにスンジョに伝えていた。

コ・・コンコン・・・
少し遠慮していたのか、そのノックはゆっくりとして確実に部屋の中にいるスンジョに伝えていた。
「なに?」
「あ・・・・お風呂・・・お湯が入ったよ。」
ふたりだけで過ごした夕食の時間が、ハニがスンジョに話す言葉の硬さを取っていた。
「先に入っていい。」
「でも・・・」
「安心しろ、こっそり覗いたりしないから。」
「そんな・・・お言葉に甘えて、お風呂先に入ります。」
ハニがスンジョと話す事に少し緊張が解けて来たのが伝わって来た。

家族じゃないが同じ屋根の下に暮らすのなら、家族と同じように話すべきかもしれない。
そう思っていても、それを口に出したりすることは絶対にしないだろう。
ハニが緊張しているように、まだ自分もどこかで相手に対する警戒心があるから、緊張させているのだと分かるにはまだ時間はかかりそうだった。


はなびらが舞う頃 20

自分の使っている部屋と同じドアなのに、そのドアは鋼鉄のドアのように見えた。
「普通にしていれば、きっとスンジョ君は普通に話してくれる・・・・パパも言っていたっけ、こちらが苦手だとか思うと、相手にもその気持ちは伝わるって・・・好きと言う気持ちを伝えようかどうしようかと迷っていたから、好きでもないから私の好きと言う気持ちをバカにした・・・うん、そう一言言って諦めよう・・・」
自分自身に納得させるように言い、ノックをしようとした時にドアが開いた。

「キャ!」
カタンとマグカップが音をさせ、トレイの上にコーヒーがこぼれた。
そのまま床に落ちるかと思うくらいに、トレイが斜めになったがスンジョがそれを支えた。
「あ・・・ありがとう・・・」
「別に・・・」
冷たい視線で自分を見下ろしているのが、なんとなく視線を感じて伝わっていた。
「私が来たのに気が付いてくれて・・」
「気が付かない方がおかしいだろう。人の部屋の前でブツブツと独り言を言っているのだから。」
「そ・・そう・・」

どうしてもスンジョが近くにいるだけで緊張してしまう。
見下ろしているスンジョが話すと、その意気が髪に当たり正面のスンジョの身体から伝わってくる体温。
緊張をして今まで通り会話をしないで逃げていたら、一向に前に進んで行かない。
「何の用だよ。」
「コーヒーを淹れたから・・・飲むかなって・・・いつも食事の後に飲んでいたでしょ?」
「ふぅ~ん。」
早くトレイ毎受け取ってよ、と心の中で叫んだ言葉が伝わってくれればいいのにと思った。

「コーヒー以外何も入っていないよ、砂糖もミルクも・・・毒も・・・」
クスッと花で笑っているのがわかる。
小ばかにしている・・・そう感じた時に、ハニはきっぱりと言おうと決心した。
「バカをバカにするのは仕方がない事かもしれないけど、人の好きと言う気持ちをバカにしないで!もう私はスンジョ君の事を好きでいるのをやめたから、その事を伝えたかったの・・はい!渡したからね。」
トレイをスンジョの手に渡すと、ハニは平気な様子の振りをして自分の部屋に入って行った。



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