大好き!<イタズラなKiss>

韓国版イタズラなKissが大好きです。 切ないお話しか書いていないので、お好みではない方はスルーしてください。

2018年11月

四季 45

空気の読めないハニで、自分が帰ってくる前にグミとスンジョが仲良く話をしていた様子じゃない事くらいわかる。
「どうかしたの?」
「なんでもないわ。夜勤明けだからお腹が空いているのじゃない?」
「大丈夫です。帰りに寄り道をしてカフェに寄って来ました。ナッツマフィンを食べて来ましたから。」
ほとんど手つかずで持ち帰って来たと言えば、どこか体調が悪いのかと心配をする。
暑さ負けの様だと言ってごまかせば、家事の合間にのんびりと過ごして欲しいと思っているのに、自分のためにまた手間をかけてしまう。

「いつものようにお昼過ぎまで休んで来てもいいですか?」
「も・・もちろんよ。」
ハニが感ずいたかもしれないが、何事もなかったように笑顔で応えたグミの視界に、スンジョが立ちあがったのが見えた。
スンジョが転勤の事をハニに話すのだと分かり、珍しくグミは緊張して来た。
グミ自身、家族はいつも一緒にとそう育って来た。
その習慣を結婚しても自分の家族にも続けて来ていた。
ハニがスンジョに付いて行ってしまうのは淋しいと思っていたが、スンジョが連れて行かないつもりでいる事を知って嬉しいはずが、淋しさも感じていた。

「ハニ、疲れている時に悪いが、話があるんだ。」
「話?いつも真面目な顔のスンジョ君が、さらに真面目な顔をして何の話?」
心配そうにしているグミの方をチラッと見て、スンジョは二階に行く階段を上がろうとしているハニの方に寄った。
「部屋で話そう。」
「何?私何か失敗するようなことをしたの?」
「いや・・そうじゃない。」
「そうじゃなかったら、ここで話せばいいのに。そうですよね?お母さん。」
ハニがどうスンジョからの話を聞いて落ち込むのか想像がつくだけに、どんな態度を取ればいいのか難しくて普通にしている事など簡単ではない。

「私は何も言わないからここで話せばいいじゃない。あなたの母親でもあるのだから聞く権利もあるでしょ?」
スンジョ以上にいつもと違うグミに、ハニは何か良くない事でも言われるのだろうかと、顔から笑みがサッと消えた。
「分かった。いずれお袋にも話さないといけないし、お義父さんにも話さないといけないから、ここで話すよ。ソファーに座って話そう。」
スンジョはハニと視線を合わせないように、すぐに背中を向けてソファーに向かって先に歩き出した。




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四季 44

「ハニちゃん、遅いわね。」
夜勤明けでも、いつも決まった時間に帰って来る事はない。
忙しい時、急にお産が始まった人がいれば提示で帰れない事は普通に合った。
「迎えに行ってあげないの?」
「小学生じゃあるまいし・・・」
そっけないスンジョの話し方に、ムッとした顔をしたが、本を読んでいると思っていたスンジョの顔が気になってしまう。

「ハニちゃんが帰って来たら、部屋に行くのでしょ?冷たい飲み物がいいわよね?」
「ハニが寝たかったら寝ればいいけど、オレは休日で夜勤明けじゃないから、この部屋にいるつもりだ・・・」
「何か言いたい事でもあるのか?」
「何かって・・・何を?」
膝の上の本にしおりを挟み、テーブルの上に置くと目をしっかりと開けてグミを見た。
「親父と話していた事を聞いたんだろ?オレの転勤の話を。」
「聞いていたわよ。聞いていたからスンジョがハニちゃんにどんな風に伝えるのか気になって、昨日の夜パパと話をしたの。」
自分勝手に暴走するグミに対して、やみくもに盗み聞きをするなと言ってもそれが通じる相手ではない。

イライラしたくなるが、自分の口からハニに正確に伝えたいから、もうすぐ来るだろハニの時間を確認してから、スンジョは離す気持になれなかった。
「親父とは昨晩話したけど、お袋が考えた事はなんだ?」
「私が淋しくなるけど、ハニちゃんを連れて行ってあげたら?覚える事に時間が掛かると言っても、看護師として働いているのだからそれほど問題はないのじゃない?」
グミはすべてを聞いていたわけではない。
出張先がどこなのかスチャンに話した時は、グミはかかってきた電話に出ていた時。
それを知っていてその時にスチャンに話したのではないが、スチャンにはハニには自分の口から伝えるから、グミにもギドンにも言わないでほしいと頼んでいた。

ハニが知らない時に、家族全員が知っていたらハニがどれだけショックを受けるのか分かる事だった。
「それほど問題ない場所じゃない。だから俺たちの事は放っておいてくれないか?」
「放っておいてって・・・そう言う訳にはいかないわ。」
力を入れて話すグミの後ろに見えた人影の方に目が行った。
「ただいま帰りました・・・あら?スンジョ君、お母さんにそんな怖い顔を見せたら失礼よ。」
鈍感なハニでも、グミとスンジョの微妙な空気間に喧嘩をしているのではないかと直感した。





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四季 43

ヘラとギョンスと別れてから、そのまま家に帰ろうと思ったが、空腹でカフェのガラス越しに見えるランチを食べている人から視線を逸らせられなかった。
「どうしよう・・・お腹が空き過ぎたのか、暑さで眩暈がしそう。」
夜勤明けの日は、家に帰ってから食べないで眠る事もあるが、ほとんど眠気の方が勝ってそのままベッドに入る事が多かった。
「寄って行こうかな・・・」
空腹な気はするが、それほど食べたいわけではない。

カフェのドアを開けると、店員が応対に出た。
「いらっしゃいませ・・今満席ですが、おひとり様でしたらカウンター席が空いていますけど。」
「カウンター席で。」
カフェに一人で来ることはなかったから、カウンター席に座った事もなかった。
「ミルクティとナッツのマフィン。」
お腹が空いているはずなのに、いざ注文をしようと思うと、食欲があると思うほど空腹感はなかった。

「コールばかりで仮眠もあまりとれなかったからなのかなぁ・・・すみません・・・」
注文をしてもらった品の変更をして、せっかく一人でカフェに来た記念をおしゃれに過ごしたかったが、暑い日に温かいミルクティをとても飲める気持ちになれなかった。
「すみません、ミルクティをレモンソーダーに変更できますか?」
「変更ですね。かしこまりました。」
忙しい時間の少し前で、変更を気楽にしてくれた。

ポソポソとしたナッツのマフィンは、飲み物を飲みながら食べなければ喉につかえそう。
レモンソーダーと交互に食べていたら、炭酸と一緒ではすぐに満腹を感じた。
ゲホッ・・
勢いよく食べたからなのか、ゲップが出たが咄嗟に手を口元に持って行き他の人には気がつかれないようにごまかせた。

「欲張りすぎって、スンジョ君に言われそう・・・」
一度目のごまかしの後、二度・三度とゲップとしゃっくりが続き、とても抑えられそうになかった。
半分も食べていないナッツマフィンを残して帰るのも、もったいないと思うのは食べ物に対して『食いしん坊』とスンジョに言われるくらい、そのままにして帰れないハニ。
言うのは恥ずかしかったが、それが捨てられると思うのはもっと公開すると思い、ハニは勇気を出してテイクアウトする事にした。

ひとりでこんな風に夜勤の帰りに寄り道をしたのも初めてで、ひとりで寄り道をして帰る事が出来るのはもうないかもしれない。
もう少しフラフラとしたい気持ちもあったが、暑い日に日よけ対策もしないで歩いていると、さすがにくらくらとして来た。
「一人で楽しむのもいいけど、今度はスンジョ君とカフェに寄ったりしてデートする方が楽しいかもしれない。」
自分ひとりで何かが出来たから、次はスンジョとカフェデートをしたいと思えたのかもしれなかった。

軽い脱水症状のような、頭がフラフラとした感じでも、たくさんの旅行パンフレットを大切に抱きかかえながら、家に帰る方向のバスに乗った。
 




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四季 42

「あら!」
「ヘラ・・に・・ギョンス先輩・・・」
「よ・・よぅ!」
何だろう。
ヘラがギョンス先輩と並んで歩いているのを見て、嫌な気分がしない。
むしろ・・・・想像がつかない。
「何よ・・・何含み笑いをしているのよ。」
「だってね・・・ヘラがギョンス先輩と・・・」
ヘラの膨らみがわかるお腹を見ながら、ハニは笑うつもりはなくても笑いたくなって来る。
「ヘラがギョンス先輩と・・・そう言う事をして、赤ちゃんが出来たんだと思うと、想像が全くつかなくて。」
「そう言うお前だって、高校時代から同居していたとはいえ、21歳の学生のうちに結婚をしてオレたちがした事と同じことをしていただろう。」

『ちょっと』とヘラがしかめっ面をしてギョンスを肘で突いた。
「往来の多い所で、声が大きすぎるわ。それにこのお店がどういう人たちが利用する店か分かっていないの?」
高級店のガラスは、いくらギョンスの声が大きくても店内まで聞こえる事はないが、ヘラのプライドからしたら人目が気になる事は分かりそうなものだった。
「ゴメン!!」
ハニが顔の前で手を合わせると、ギ。ョンスはヘラに頭をペコペコと下げていた。
大学を出てからテニス部の仲間たちと、お互いに仕事が忙しくて会う機会は少なくなったが、ヘラとギョンスだけはずっと付き合いはあった。
ただそれでもヘラとギョンスが付き合い始め、夫婦同然の関係になっていた事を知らなかった。
知らなかったのはもしかしたらハニだけかもしれない。

仕事をしていればプライベートな事を考える時間もないくらい忙しく、家に帰ればスンジョだけを見ていたから、スンジョが何か話していてもから返事をしていたかもしれない。
「でも、二人でこのお店に何をしに来ていたの?」
「結婚指輪を買いに来たんだ。ユン家と見合うものにするには、オレの給料ではかなりしんどいけど、男として生まれてくる子供の父親として奮発してみようと思って腹をくくった。」
大袈裟な・・・
と言って、すました顔をしているヘラの顔が、信じられないくらい乙女な顔をしていた。
あの頃一緒にテニスをしていた仲間たちも、一人二人と結婚していき親になって、会う機会が減って来たのもそれは自然の事なのかもしれない。

じゃあまた・・・と言って、ヘラたちと別れると無性に自分も子供が欲しいと思っていた。
それでもまだ今は産科の看護師として覚えなければいけないから無理だと、自分にそう思う事にした。
「あ・・ぁ・暑いな。ヘラたちのラブラブ感もだけど、まだ夏になりかけたばかりなのに、今年の夏はどうしてこんなに暑いのだろう。」
見上げると太陽の光でクラっとするくらい今日はまぶしかった。




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四季 41

夏休みの話をしたら急にワクワクとした気持ちになってきちゃった。
ちょっと寄り道をして帰っちゃおうかな?

ハニは毎年スンジョと夏休みが重ならず、二人だけではなく家族全員での夏休みの旅行を楽しんでいた。
それはそれで楽しいが、二人だけで過ごす時間もなければ二人だけの旅行は新婚旅行依頼していないのが、少し残念な気持ちでいた。
真っすぐに自宅に帰る行き先のバスに乗らないで、旅行会社のある繁華街の方を通るバスに乗った。
小さな子供でもないから、寄り道をしても誰かが心配するわでもないから気楽でいられる。

「どちら方面に行かれますか?」
2・3種類のパンフレットを手にしていると、旅行会社のスタッフが声を掛けて来た。
びっくりしたが、笑顔で近づいてきたスタッフにドキドキとしながら返事をした。
「ん~聞いてい見ないとまだ分からないけど、相談して決めようかなって・・・少しパンフレットをもらって行こうかなぁ~って思っています。でも、旅行代金随分と高いですね。」
「夏休みシーズンの商品ですから。恋人とお二人の旅行の記念に、こちらはとても人気ですよ。このスポットでプロポーズをされたカップルもいます。」
スタッフの説明を聞き、ハニは何か特異な気分になって来た。

「プロポーズですか・・・・」
『はいはい、そうです、』という表情を浮かべているスタッフに、ハニは少し顎を開けて声のトーンを高くした。
「主人から二度目のプロポーズをもらったらどうしましょう!」
『えっ!』!と一瞬、スタッフは驚いたが『そうですね』と、苦笑いをした。

「ありがとうございました。」
たくさんのパンフレットを抱えたハニは、旅行会社の外に出ると、なんとなくショッピングもしてみたくなった。
旅行に行くにしても、何かお揃いで着て行く洋服類を準備していくのもワクワク感が増すと思って、ペアルックを見ながら時間をつぶす事にした。
今買ってもいいが、行き先によっては不要の物もある。
あれこれ頭の中にイメージをして、ハニは歩いていた。
その数メートル先の高級宝飾品店から、二人の幸せそうなカップルが出て来た。




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