ホッとした顔のハニを見て、スンジョは無性にハニが可愛く感じた。
「お前は可愛いな・・・」
無意識に心の中で思っていた言葉が声として出ても、それに気が付かないでいるとハニがスンジョに抱き付いて来た。
「どうした?」
「ふふ・・・スンジョ君が・・・可愛い・・」
「オレが可愛い?」
頭を胸に摺り寄せてくるハニが愛おしいのか、ハニの柔らかい髪の毛がくすぐったいのか、何か不思議な気持ちになって来た。
「私の事を可愛いって言うスンジョ君が可愛いの。いつも意地悪な目で私を見ているのに、『お前は可愛いな・・』って言う時の顔が幼稚園の先生に恋をしている幼稚園児みたいで可愛かった。」
「お前の例えはいつも飛躍しすぎているな。まぁ・・・そこが・・」
そこが可愛くて好きだなんてとても言い出す気にはなれない。
「彼女・・・ソン看護師はハニよりも学年がふたつ下で、おととし結婚したんだ。事情があって結婚しても一緒に暮らす事が出来なかったが、春になって旦那さんのもとに行ける事になって、退職願を出した時に多重事故の知らせが来た。彼女には悪いが、医学生にサポートしてもらうには人手が足りないから彼女がを推薦した。」
スンジョが推薦したと聞くと、胸がチクリと痛くなる。
どうしてスンジョが推薦したのかそう聞きたいが、聞いてしまえばもっとつらい気持ちになりそう。
「彼女を推薦したと聞いて、またお前が誤解するかもしれないけど、彼女はオレの指示を的確に理解できてそれを行動する事が出来るんだよ。無理だと分かっているのに彼女に頼んだら『パラン大病院の看護師としての最後の仕事』だからって受けてもらったんだ。」
「う・・・ん・・」
スンジョを信じていても、まだどこかに自分以外の看護師と二人っきりではないが、一緒に行く事に不安があった。
「大丈夫、オレはハニが誤解するような想いは一㎜もないから。」
「本当?」
「あぁ、ハニ以外に特別な感情は沸かない。」
いつも自分に対してスンジョがどう思っているのか知るのが不安だった。
ハニ以外に特別な感情が沸かないと言われても、自分にどうしたら自信が持てるのか分からなかった。

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「お前は可愛いな・・・」
無意識に心の中で思っていた言葉が声として出ても、それに気が付かないでいるとハニがスンジョに抱き付いて来た。
「どうした?」
「ふふ・・・スンジョ君が・・・可愛い・・」
「オレが可愛い?」
頭を胸に摺り寄せてくるハニが愛おしいのか、ハニの柔らかい髪の毛がくすぐったいのか、何か不思議な気持ちになって来た。
「私の事を可愛いって言うスンジョ君が可愛いの。いつも意地悪な目で私を見ているのに、『お前は可愛いな・・』って言う時の顔が幼稚園の先生に恋をしている幼稚園児みたいで可愛かった。」
「お前の例えはいつも飛躍しすぎているな。まぁ・・・そこが・・」
そこが可愛くて好きだなんてとても言い出す気にはなれない。
「彼女・・・ソン看護師はハニよりも学年がふたつ下で、おととし結婚したんだ。事情があって結婚しても一緒に暮らす事が出来なかったが、春になって旦那さんのもとに行ける事になって、退職願を出した時に多重事故の知らせが来た。彼女には悪いが、医学生にサポートしてもらうには人手が足りないから彼女がを推薦した。」
スンジョが推薦したと聞くと、胸がチクリと痛くなる。
どうしてスンジョが推薦したのかそう聞きたいが、聞いてしまえばもっとつらい気持ちになりそう。
「彼女を推薦したと聞いて、またお前が誤解するかもしれないけど、彼女はオレの指示を的確に理解できてそれを行動する事が出来るんだよ。無理だと分かっているのに彼女に頼んだら『パラン大病院の看護師としての最後の仕事』だからって受けてもらったんだ。」
「う・・・ん・・」
スンジョを信じていても、まだどこかに自分以外の看護師と二人っきりではないが、一緒に行く事に不安があった。
「大丈夫、オレはハニが誤解するような想いは一㎜もないから。」
「本当?」
「あぁ、ハニ以外に特別な感情は沸かない。」
いつも自分に対してスンジョがどう思っているのか知るのが不安だった。
ハニ以外に特別な感情が沸かないと言われても、自分にどうしたら自信が持てるのか分からなかった。

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