大好き!<イタズラなKiss>

韓国版イタズラなKissが大好きです。 切ないお話しか書いていないので、お好みではない方はスルーしてください。

2017年07月

あいたい 118

自己満足だけのために始めた『お試し付き合い』。
所詮は遊びの付き合い。
お互いに好きな相手が出来たら、向こうになる保証などない付き合いは、いつまでも続けられるものではない事は分かっていた。

「好きな人・・・・出来たの?」
「人を好きになるとかは・・・オレには分からない。他人には興味がないから。」
「いいよ・・・ちょっと恋人気取りの事をしてみたかっただけだから。」
そんな風に言いたくなかった。
お試し付き合いの話をした時に、スンジョが快く乗ってくれた時は嬉しかったし、二人だけの秘密でお試し付き合いをしている時は、本当に楽しかったから。
出来るだけ気にしていないようにしよと思っても、こみ上げてくる物が有った。
スンジョが掴んでいる手から、自分の手を引き抜こうとした時に、その手をスンジョがしっかりと握った。

「離して・・・」
「ずっと・・・・」
いつものスンジョとは違うのははっきりと分かっていた。
「ずっと、オレの傍にいないか?」
その言葉は意外だった。
好きとか付き合ってくれだとか言われたわけじゃないし、お前だけを愛しているとも一言も言われなかった。
スンジョの真剣な瞳に目を合わせられないハニは、俯いてスンジョが掴んでいる手を必死に外そうとしていた。

「どうせ、からかっているんでしょ?私がスンジョ君の事を好きだと言うのを知っているから。」
「ハニは言ったよな?パランに行ったら刺激的な毎日を保証してくれるって。」
パラン大に行く事にした時に、ハニがスンジョに言った言葉だ。
その言葉を、今ここでいうとは思っていなかった。

「知っている通り、オレは人に対して思いやると言う事はしない。自分以外興味がないから・・好きとか嫌いとか聞かれれば、嫌いじゃないとしか答えられないし。嫌いなやつとは付き合わないから、それくらいは分かるが、好きと言う事がどうだから好きなのだと言う事が分からない。ハニがずっとオレの傍にいてくれれば、きっとわかるような気がする。」
プロポーズのようなスンジョの言葉に、その意味が分からないのはハニだけじゃなく行っているスンジョ自身どうその意味を受け取ったらいいのか分からなかった。

「お試しじゃなく、付き合うと言う事?」
「そう思ってもいい・・・ただ、ずっとオレの傍にいてほしい。ただ、だれにも内緒でいてほしい。」
「どうして?」
「人に知られたくない、自分の欠けている部分を補う事が出来て自信が付いたら。」
あの時のスンジョは、今思い出したら本心を言っていたのかもしれない。
本心を言っていたが、何かに悩んでもいたような気がする。




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あいたい 117

スンジョ君が私が入ったお湯に入る!
何?どうしたの?
いつも、お湯は入れ替えていたのに、いったいどうしたの?

ペク家は一人一人が入る時に必ずお湯を入れ替える習慣があった。
入れ替えることなく入ったのは、ペク家に来てから一度もなかった事だった。
いつも何を考えているのか分からないスンジョが、最近ハニを避けているのか距離を取っていて話をする機会が減っていた。
いつもと違う様子のスンジョの事を考えていると、隣に気配を感じた。

「甘ったるい匂い。」
生乾き状態の髪のスンジョが隣の椅子に腰かけた。
これくらいの距離でスンジョを見るのが、初めてではないのに妙にその時のスンジョにドキドキした。
「入浴剤、いい匂いだったよ。それにスンジョ君が私が入ったお湯を入れ替えないで入ったじゃない。」
ハニの顔を覗き込むようにしてみるスンジョの瞳は、いつものからかうようないたずらな瞳ではなく、あまりにも真剣で心臓が飛び出るくらいにドキドキとしていた。

「コーヒー・・・淹れて・・ココアの匂いが甘すぎる。」
「な・・なんだ、ココアの匂いの事だったんだ。待ってて・・・」
その場から逃げるようにハニは立ち上がると、スンジョのコーヒーを淹れるために用意を始めた。
熱いスンジョの視線に、目を合わせるどころか顔を上げる事も出来ず、平静を装っているから動きがぎこちなかった。
コーヒーをスンジョのマグカップに注ぎ入れると、腕を伸ばして自分が飲んでいたマグカップを取ろうとした。
その手をスンジョが押さえるようにして動きを止めると、ハニはびっくりして顔を上げた。
真っ黒で大きな瞳が自分を見ていると思うと恥ずかしくて目をそらしたいが、魔法にかかったみたいにそらす事が出来ない。

「はな・・・離して・・・」
「お試し付き合い・・・・止めよう。」
その言葉が、今までのドキドキを止めるように深くハニの胸に突き刺さった。




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あいたい 116

これからの事をどうするのか考えているスンジョとリャンとは別の事をハニは考えていた。
あの時もココアだった。
缶のココアではなく、グミが作ってくれた温かいココア。
今とは季節が違って、時々夏のように暑くなったり、急に雨会が降り出したりしていた。

「ただいまぁ~」
「待っていて、すぐにタオルを持ってくるから。」
「おばさん、すみません。」
玄関先でハンカチで体を拭いていても、ハンカチですべての水気を取れる分けがない。
髪の毛を絞ると、上りはなに雨水がポタポタと落ちた。

「ハニちゃん、これで体を拭いてそのまま下のバスルームに行ったら?お湯を張っておいたから。」
「ありがとうございます。」
一階のバスルームは普段はハニは使う事はないが、二階のハニやスンジョたちが使うバスタブよりも大きくてゆったりとしている。
熱い湯に甘い香りの入浴剤が入り、きっとハニが雨で濡れて帰って来る事が分かっていたみたいに準備されていた。
「着替えを置いて行くわね。」
「すみません。」
「あ・・・お湯はそのままでいいわよ。きっとスンジョも濡れて帰って来るから、ハニちゃんが出たらすぐに入れ替えるから。」

おばさんのシャンプー使っちゃお。
たまに借りるグミのシャンプー類は、さすがに高級品で洗い上がりも髪が綺麗にまとまる。
スンジョ君も帰って来るならあまり長湯は出来ないと、ある程度体が温まったらハニは急いでバスタブから上がり髪の毛を乾かした。
用意してあった服に着替えて、バスルームを出るとタイミングよくスンジョが帰って来た。

「風呂、入っていたのか。」
「うん。」
グミが玄関に用意していたバスタオルで体を拭いているとグミが急いだ様子で玄関まで来た。
「スンジョ、ウンジョを迎えに行くから自分でお湯を換えてね。ハニちゃん、暖かいココアを入れたから飲んでね。」
「はい。」
グミが急いで靴を履いて、玄関を出て行くと家の中にはスンジョと二人だけになった。

「どけよ。」
「あ・・・・・お風呂のお湯を入れ替えて来る・・・」
「いいよ。面倒だからそのまま入る。」
リビングのソファーに用意されていた自分の着替えを持って、一階のバスルームにスンジョは入って行った。







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あいたい 115

ハニは昔から人を恨んだりしなかった。
今の笑顔は初めて見たが、ハニの笑った顔が一番好きだった。
ハニの死を受け入れられなかったのは、ハニの笑顔をもう一度でもいいからかもしれないが、本当はハニが自分が生きている事を伝えたかったのかもしれない。

ミヒュンとソンウクを見送ると、スンジョは自分たち以外にも人がいる事が気になった。
「リャンさん、どこか場所を移しませんか?ここでは人がいるし落ち着いて話せないですよね。フロントで使える部屋を聞いて来ます。」
スンジョがどんな話をしたいのか、ハニが何を話したいのかも気になるが、それよりも穏やかなリャンがハニが言うよりも早く何かを話すかもしれなかった。
父とどこか似たようなリャンは、きっと考えも似ているかもしれないと思っていた。

「お待たせしました。従業員用ですが、休憩室を貸していただけました。飲み物物も自由に飲んでも大丈夫だそうです。」
「申し訳ない。誰も来ない部屋の方が、家内も話しやすいと思います。」
リャンの口から出る『家内』という言葉は、スンジョの胸に刺さる気がした。
もう、お前とは何の関係もない。
弄んで捨てた事を後悔しても、今更遅いと言っているようにも感じる。
「私たちが何かで揉めていると思われたかなぁ・・・・」
「宿の人には、偶然に昔の知人と会ったから、どこか誰も来ない場所はないかと聞いた。」
無意識にハニと話す言葉が、昔のように口から出てしまう。
ハニには気が付かれていないと思うが、リャンさんにはその自分の気持ちが伝わっていると思う。
自分がこれほど独占欲が強いと思いもよらなかったし、どうしてもハニを連れ戻したいと言う気持ちが潜んでいる事も、自分自身でも気が付いていなかった。

今日、宿からハニを連れて帰る事は出来ない事も十分に分かっている。
ハニが立ち上がる時に、寄り添うようにしているリャンの気持ちもこちらに伝わって来る。
あの火事の時から、ハニとリャンさんがどう過ごして来たのか分かるほんの一瞬の行動。
リャンが差し出す手をしっかりと掴み、言葉を発しないのに目で話をしているような二人の視線。
ハニをよく知らない人なら気が付かないが、ハニの心に迷っている事があるのに気が付くのは、オレとリャンさんだけかもしれない。

スンジョは宿のスタッフから借りた鍵を、カギ穴に差し込むと静かに解除した。
その部屋だけは火事の被害に遭わなかったのか、宿泊客の部屋のカギとは違う昔のカギのままだった。
「この休憩室は、シーズン時にアルバイトが使う部屋で、普段は深夜まで誰も来ないそうです。」
部屋の片隅に置かれている簡易ベッドが三つと、二人掛けのソファーが二つ並べられていた。
スンジョは部屋の暖房を入れると、自動販売機で三人分の飲み物を買った。
リャンはハニを椅子に腰かけたのを確認すると、自分もその横に座った。

「リャンさんはどちらがよろしいですか?」
「お茶の方で・・・」
スンジョはお茶の缶をリャンの前に置くと、ハニの前には何も聞かないでココアを置いた。

「これからの事はどうしますか?」
思った通り、最初に話したのはリャンだった。
ハニからは、とても言い出す事が出来ないのは、二人ともよく分かっていた。
スンジョが何を話すのかは、ハニもリャンもだいたい分かってはいるが、それを自分たちが言う分けにはいかなかった。







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あいたい 114

「ミヒュン・・・」
「もう話したわ、何もかも。彼に話して、ちゃんと両親に自分の気持ちを伝えてあなたと結婚する事を話す事にした。」
ハニとリャンには分からない三人の中での話。
スンジョとの話し合いのつもりでいた二人は、自分たちと関わりのない二人が加わっては話がしにくかった。

「ワン・リャンさんと奥様。私はお二人に一言だけ挨拶をして失礼します。」
ミヒュンはスンジョに、火事の時の事だけを話してそのまま帰るようにと言われた。
詳しい事情はハニ達に説明をすることもないだろうと言う判断だった。
今になって、ミヒュンの恋人が煙草の始末で火事にしてしまった事を言っても、混乱するだけだろうし、すべてが片付いているのだからどうしようもない事だから。

「私・・・スンジョさんの婚約者でしたが、事情があって別れる事になりました。」
「私のせい?」
ハニは咄嗟に自分の存在があるから、スンジョと別れる事になったのではないかと思ってしまった。
「違います。恋人がいるのに、スンジョさんと見合いをしてしまったからです。その事については、どなたにも責任があるわけではなく、その事を話したいのではなくて・・・・・」
ミヒュンの恋人のソンウクは、何を話すのか事前にミヒュンから聞いていなかった。
少し間を開けて、ミヒュンは火事の原因を話す事にした。

「ソンウクの煙草の不始末で、枯れた草に引火してあの火事は起こりました。いまさら、同謝罪をしていいのか私にはわかりませんが、ただその事を誰にも言わずに暮らしていく事にが辛くなったので、一番大変な被害に遭った方がスンジョさんの知り合いだと聞いたので、三人の話し合いの場に来させていただきました。」

ただ一言謝るだけで許してくれる・・・・それがオ・ハニと言う女性だとスンジョは話したが、本当にそうなのか実際には誰も分からない。
ハニのこの4年間は、何もわからず不安な日々だった。
昔のハニなら、その事で大きくする事はしない。
すぐに落ち込む性格でも、起きた事を長引かせたりする事を好む人間ではなかった。

「不始末にしてもそうじゃないにしても・・・・」
ハニは言葉を選んでいた。
火事の事より、この4年間の自分の気持ちがどうだったのか。
その事、どう伝えたら相手がどう考えるのか、今までも考えた事はなかったが、ことを大きくする考えは持っていない。

「起きた事は消せない・・・記憶もなくこの目で見る事も出来なくても、私は・・・・私は幸せに暮らしていた。あの火事が遭ったから知った悲しみもあったけど、幸せの方が私にはたくさんあった。」
言葉を選んで話すハニの話は、スンジョに対して言っている事でもあった。
誰の所為とかはない。
偶然がいくつも重なって、大きな出来事になるのだから。

「ミヒュンさんが、火事の事で話すだけで心が軽くなるのなら、それで私は何も言いません。ミヒュンさんのお蔭で、この4年間幸せに暮らしていたから。」
ハニは、そう言い切ってミヒュンとソンウクに微笑んだ。






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