グミにハニとの結婚宣言をしたスンジョは、全く表情を崩していないが、ハニはどうしたらいいのか落ち着かなかった。
「おばさんに話して良かったの?」
「良くないけど、話さないとハニが話すまで帰らなかった。」
本当はグミに話してしまえば、事が大きくなって行く事は分かっていたが、話してしまったら以外とスンジョの気持ちは固まる事が出来た。
「これで良かったんだよ。」
「良かったの?」
「あぁ、軌道に乗るまで・・・って、ハニには言ったけど、自分の気持ちが固まった。結婚はハニのすべてを受け入れることで、ハニの人生全てに責任を背負う事になるから、クリニックの軌道に乗るまで待っていて欲しいと言った。もし軌道に乗らなかったらどうする?ハニと別れる事にしたら、またハニを泣かせることになる。」
シャツの首の
ボタンをはずそうとしているスンジョの指が、わずかに震えて外そうとしてもうまく外せない。
「スンジョ君?」
その声にスンジョの震えていた手が、ボタンをするッと外す事が出来ると何かを決心した。
「ハニのお父さんに話しに行こう。」
「でも・・・今はお店を・・・」
「午後からの営業時間の直前だと分かっている。分かっているけど、お袋に話してしまった以上そのままにしておけない。あのお袋の事だから、今までオレたちの事に口出しをしてこなかった分、大胆な事を仕出かすに決まっている。」
スンジョの決意にハニは黙って従う事にした。
離れて暮らしている間は、スンジョの事を忘れようとただ必死に過ごして来た。
『まったりクリニック』を閉めるため、パラン大病院に移ったが、そこでスンジョと再会し、再会した理由も『まったりクリニック』の院長から頼まれたからだった。
スンジョと直接顔を合わせるまでは何週間も経ってからだったが、まるで引き寄せられるように一つのきっかけからあっと言う間にスンジョの想いを知る事になった。
「どうした?」
「どうしたって・・・今日も帰って来るのが遅くなるかと思って・・・」
「胸騒ぎがしたんだ。暫く来ていなかったお袋が、来ているんじゃないかってね・・・」
ハニの顔を見て優しく微笑んだスンジョの顔に、ハニは恥ずかしさから目を背けてしまった。

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「おばさんに話して良かったの?」
「良くないけど、話さないとハニが話すまで帰らなかった。」
本当はグミに話してしまえば、事が大きくなって行く事は分かっていたが、話してしまったら以外とスンジョの気持ちは固まる事が出来た。
「これで良かったんだよ。」
「良かったの?」
「あぁ、軌道に乗るまで・・・って、ハニには言ったけど、自分の気持ちが固まった。結婚はハニのすべてを受け入れることで、ハニの人生全てに責任を背負う事になるから、クリニックの軌道に乗るまで待っていて欲しいと言った。もし軌道に乗らなかったらどうする?ハニと別れる事にしたら、またハニを泣かせることになる。」
シャツの首の
ボタンをはずそうとしているスンジョの指が、わずかに震えて外そうとしてもうまく外せない。
「スンジョ君?」
その声にスンジョの震えていた手が、ボタンをするッと外す事が出来ると何かを決心した。
「ハニのお父さんに話しに行こう。」
「でも・・・今はお店を・・・」
「午後からの営業時間の直前だと分かっている。分かっているけど、お袋に話してしまった以上そのままにしておけない。あのお袋の事だから、今までオレたちの事に口出しをしてこなかった分、大胆な事を仕出かすに決まっている。」
スンジョの決意にハニは黙って従う事にした。
離れて暮らしている間は、スンジョの事を忘れようとただ必死に過ごして来た。
『まったりクリニック』を閉めるため、パラン大病院に移ったが、そこでスンジョと再会し、再会した理由も『まったりクリニック』の院長から頼まれたからだった。
スンジョと直接顔を合わせるまでは何週間も経ってからだったが、まるで引き寄せられるように一つのきっかけからあっと言う間にスンジョの想いを知る事になった。
「どうした?」
「どうしたって・・・今日も帰って来るのが遅くなるかと思って・・・」
「胸騒ぎがしたんだ。暫く来ていなかったお袋が、来ているんじゃないかってね・・・」
ハニの顔を見て優しく微笑んだスンジョの顔に、ハニは恥ずかしさから目を背けてしまった。

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